諏訪直風さん 宗次德二特待奨学生第9期生

この度は、宗次德二特待奨学生としてご採用いただき、誠にありがとうございます。
このような光栄な機会をいただくことができ、宗次德二様には心より感謝申し上げます。

私がサクソフォーンと出会ったのは、吹奏楽部に入部した中学1年の時です。
クラシックやジャズなど様々なジャンルで活躍するサクソフォーンに魅了され、高校生の頃に東京藝術大学への進学を自身の目標と定めました。
しかし、新型コロナウイルスの影響で部活動やコンクールが中止となり、レッスンや練習場所の確保さえもままならない状況が続きました。一時は目標を諦めかけたこともありましたが、受験までの日々を自分なりに全力で音楽と向き合って過ごし、今春から東京藝術大学という素晴らしい環境で勉強できることになりました。本当に幸せに思います。

入学から早2ヵ月が経過しますが、毎日の授業やレッスン、同期生や先輩たちとの交流など大変充実した日々を過ごしています。先般、奏楽堂で木管合奏による演奏機会があり、自分が藝大生であることを改めて実感しました。これからも毎日全力で音楽と向き合い、奨学生という名に恥じぬよう精進して参ります。

最後になりましたが、改めまして宗次德二様をはじめ、宗次德二特待奨学生制度を支えてくださっている関係者の皆様に心より感謝申し上げます。

 

音楽学部 器楽科(サクソフォーン)
諏訪直風