荒井里桜さん 宗次德二特待奨学生第4期生
この度は宗次德二特待奨学生第4期生に採用して頂き、心から感謝致しております。
私は東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校に入学し、素晴らしい先生方、同じ志を持った仲間たちと共に、とても濃い高校3年間を過ごすことが出来ました。そして、大学生になった今では、宗次様の特待奨学金制度のご支援のおかげで、より集中して音楽を学ぶ機会を頂くことができ、充実した毎日を送っております。
入学後は、国内・国外コンクールや国内各地のセミナーに参加をしました。特に、スイスに訪れた時には、2週間ホストファミリーの方の家で過ごし、英語を話さざるを得ない環境に置かれとても刺激を受けましたし、何よりも、いかに自分の音楽で人々の心を揺らすことができるのかという事を、今までで最も考えさせられた機会でもありました。
最近は、学校外でもコンサートなどに出演させて頂く機会が増え、今まで以上に自分自身の自覚が必要となってきました。時に、本番に追われ、増えていく曲数に不安や焦りを感じることもありますが、終演後のお客様からの暖かい拍手を思い出すと、やはり自分はヴァイオリンを弾くことが大好きなんだなあと実感致します。将来、ソリストとして、または室内楽奏者やオーケストラの団員として、活動するかはまだ明確には決まっていませんが、どの道を選んだとしても、日本だけでなく国際舞台でも活躍し、人々に影響していけるような音楽家になりたいと思っております。
奨学生という名に恥じぬよう、常に感謝の気持ちと責任を持って、色々なことに挑戦していきたいと思っております。
ありがとうございました。
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