河尻広之さん 宗次德二特待奨学生第4期生
この度は、宗次德二特待奨学生に採用して頂きありがとうございます。心より感謝致しております。
附属高校進学とともに上京してから今日までの私の生活は、常に音楽が中心にあり、音楽を学べる事の有難さや幸せを全身で感じ、時にはその難しさや悔しさに心を奮い立たせながら、たくさんの有意義な経験を積ませて頂いてきました。そして大学入学時より、宗次様より温かいご支援を賜り、安心して、また目標をより大きく持って、音楽に没頭する事が出来ております。
日々のレッスンをはじめ、海外からいらっしゃる先生方のレッスンの受講や、国内外のコンクールや研修に参加させて頂く事で感じるのは、演奏だけにとどまらず、様々な知識を持つ事や語学力、行動力の必要性です。実際に経験してみないと分からない事も多い中、その経験の後押しをして下さるこの制度のおかげで私は今、積極的にたくさんの事を学ばせて頂いております。
遠い昔、遠い国で生まれた音楽が今、この国で奏でられ、人の心を動かしている事はとても感動的で、そこに関われる事にも幸せを感じます。音楽やピアノという楽器から生まれる感動を大切に、将来その感動をたくさんの人に伝えられるような音楽家になる事を目標に努力致します。
最後に、宗次德二様をはじめ、宗次德二特待奨学生制度に携わっておられる皆様、先生方に心より感謝申し上げます。奨学生の名に恥じぬよう、これからも真摯に、丁寧に音楽と向き合い、精進して参ります。
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